俺tueee原理主義『悪い、その最強系ラノベアニメは本当の俺tueeeじゃない』

本当に”最強な”主人公最強モノだけ紹介します

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皆の原理tueeeおすすめ作品 日替わり転移 ~俺はあらゆる世界で無双する~(評価執筆者:ANDanime)詳細版

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vels.hatenablog.com

 

 

俺tueee原理おすすめ度A(評価執筆者:ANDanime)

tueee(sugee)度 =多い(世界観の性質上あらゆる異世界をトリップしている)・普通(一つの世界に留まり続けているわけではなく、次々に異世界を転々とするため)

 

日替わり転移 ~俺はあらゆる世界で無双する~(小説家になろう)はこちら

 

  • 形態:web小説(小説家になろう
  • あらすじ逆萩亮二はただのチンピラに過ぎなかった。
    しかしある日、神を自称する存在によって「誓約と召喚のチート」を付与され、異世界を旅し続ける呪いを課されてしまう。
     それから数千年。
    不老不死のまま異世界召喚を繰り返した結果、いつしかサカハギは百戦錬磨の異世界トリッパーとなっていた。
  • 主人公:【混沌・悪サイド】作中のステータス表示でも(混沌・悪)であり、主人公自身自分が何をしているか理解しているから少なくとも善ではない。中立的でもないし、悪のタイプは自覚もしている。最終的に面倒臭くなったら独善主義の元にカオスを招くタイプである。性格も独善主義であり、気に入った相手の約束は守るが、気に入らない相手には容赦しないか、突き放すタイプである。
     また主人公より強い存在がこの世界のみならず宇宙にもいない。不老不死でこの世で最も力を持った至高神でさえ彼を殺す事ができず、作中ではオメガ級災厄と呼ばれている。
     ただし"異世界召喚に抗えず"、誓約を果たす・果たさないのどちらかを毎回選び続けなければならないという宿命を課せられており、それが唯一の制約であり、旅をする目的になっている。
  • ヒロイン:少なくとも25人以上いる。異世界転移を主人公の意思に関わらず強制されるため嫁の扱いに"ルール"を設けており、それに着いて来れる者しか嫁になれず、途中でルールを破ったりするとリリース(別の異世界に置いていく)ということをされる。基本は来る者拒まず、去る者追わずである。25人以上も嫁がいるので、封印珠に入れて持ち運んでいる。
  • 現在の分量:web小説42万文字(更新は遅いが記事作成現在でも更新しており、エタってはいない様子である)
  • 文章:一気に読めてしまうタイプの小説だと思う。途中恋愛ゲームの異世界を挟むためにストーリーのテンポが悪くなる部分もあるが、それ以外では戦闘や俺Tueeeが多く優秀な小説。
  • キャラクターの行動原理:基本は召喚誓約の呪いで、召喚されて相手の願い(誓約)を叶えるという形を取るが、それも相手次第では、正反対の誓約を立てて相手を滅ぼそうとするなど、あくまで召喚誓約の呪いを基本とした上で自分の好きな事をするという独善主義の範囲に収まっている。もちろんその呪いをかけた至高神を倒すという目的は捨てていないが、異世界俺Tueeeも悪くないと思っている。参考

 

 

プラスポイント

異世界転生と俺Tueeeの究極系のような小説。何十もの異世界を巡ることができ、あらゆるチート能力を持っており、少なくともメタ要素としてこの主人公に敵う他のなろう小説の主人公はいないという意味で主人公最強である。


主人公が不老不死であり、作中最強であり、なおかつ異世界転生を繰り返すので、異世界なろう俺Tueee系自己投影の相手としては究極系とも言える。


〇普通のなろう小説なら異世界転生で一つの世界に留まり続けるだけだが、この小説のメインは永遠に繰り返す異世界転移であるため、物語として終わりがなく、どんな想像的な物語も作る事ができる可能性を持っている。事実SF要素もあり、"異世界転生なろう小説の究極系"としてのポテンシャルの高さが伺える。


◯流石に異世界転移を繰り返すだけあって、主人公が最初から作中最強であるにも関わらず、多種多様な設定で物語を面白くする仕掛けを入れてくれる。


◯作者は別小説で書籍化しており、そちらは読んでいないが、"レジェンドノベルス"から書籍化予定である。


レジェンドノベルスからは第616特別情報大隊さんも出版予定であり、あの第616特別情報大隊の作品を見抜いたレジェンドノベルスが選んだ作者が書いた別の小説がこれに当たる。

 

 

マイナス・好みが分かれそうなポイント

 ×文量は悪くないが、更新頻度は遅い気がする。直近で更新があったが、次の更新がいつになるか分からない。作者は別小説で書籍化しており、ここまで書いた小説がエタる心配はないと思う。


×俺Tueeeという概念を超越しているが故に俺Tueeeという感じがしない。文字通り超越してしまっている。あまりにも世界観が飛躍し過ぎており、なろう小説の究極系であるが故にこれを完結した状態で見られたなら20年先の技術を見せられているような気分になると思う。(逆成長チートで世界最強!が良い例)、良くも悪くも今の時点で読者側が付いて来れるか心配である。これを読んだ後に他の小説で満足できると思えない。


×神という存在が軽んじられてはいる。壮大な世界観を作るためには、そういった存在の設定には気を使うが、作中でも主人公に匹敵する強さを持った存在が至高神一人であり、彼も倒されそうで、そうなった後の展開が予想できない。一応神という概念について格という形で分けたのは設定としてはいいが、それでも物足りなさはある。


×途中の恋愛ゲームが舞台の異世界のテンポが遅いシーンや絶対に滅びる事が確定した世界でヒーローをやってる奴などどうしようもない奴がたまに登場する。普段なら一瞬で解決し、他の話題に移るのだが、そういうテンポの悪いシーンもあるということ。それ以外は優秀。(色々設定を混ぜ込むにしても恋愛小説の試し書きの場ではない)


 

 

管理人からのひとこと

 異世界を数千年旅することで得た、ありとあらゆる魔法・特殊能力・チートなどで超次元の存在になった主人公が無双

 この完全に振り切っている「最強」は、tueee原理主義の観点から理想形の一つかと思われます(実は、このレベルに最強な主人公は少ないので貴重。)

 また、各登場人物やヒロイン相手にも下手に出ることがなく、主人公が独立した勢力を形成している点(ANDanimeさんのご指摘の通り、ある意味独善的な点)も、原理主義的に評価は高いです

 

 ただし、わずかながら個人的に気になったのは

×主人公に「風格」はあっても「威厳」があまり無いこと

×他のチート召喚者を倒すメタストーリーであること の二つです

 

 ちゃらんぽらんに振舞っているようで、本当は強者としての信念がある主人公……ではあるのですが、一人称小説で語り口も非常に軽く、作中で尊敬の眼を向けられて照れたり、割と普通に怒りを表したりするのを見る限り、威厳はあまり感じませんでした

(もっとも、管理人は「威厳」の基準が相当厳しいので、あくまで参考に)

 また、作品自体がメタストーリーであることは、人によって好みが分かれそうなポイントかと思われます

 

 これらを総合して、俺tueee原理主義者の方にも、かなり合いやすい作品かと思います