俺tueee原理主義『悪い、その最強系ラノベアニメは本当の俺tueeeじゃない』

本当に”最強な”主人公最強モノだけ紹介します

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原理tueeeおすすめ度C 異世界魔法は遅れてる!【小説家になろう】

俺tueee原理おすすめ度(ちょこっとオススメ)

tueee(sugee)度 =まあまあ多い・普通~やや高い

 

 

 

 

異世界魔法は遅れてる!(小説家になろう)はこちら

 

 

  • 形態:web小説(小説家になろう) ライトノベル
  • あらすじ:友人二人の異世界召喚に巻き込まれた八鍵水明(スイメイ)。友人の方には勇者の加護というチートが与えられたが、自分にはそれが無かった。しかし、実は水明は元から勇者よりも強力な『現代魔術師』だったので……
  • 主人公:【中立サイドになりきれていない、僅かに善サイド】現代では存在を秘匿されている魔術師。異世界とは比べ物にならない程発展した現代魔術理論を武器に戦う。後述するが性格は普通の高校生であり、恋愛に関しても鈍感かつ純情など、なろうの王道主人公である点が俺tueee原理主義的には残念。挑発にすぐに乗ってしまうなどの原理主義的なマイナスが他にも多い
  • ヒロイン:複数。チョロインが多い。しかも鈍感難聴モノである点は大きなマイナス
  • 現在の分量:web小説120万文字(更新中) 書籍8巻(更新中)
  • 文章:それなりに読みやすく、表現も多彩だと感じるが賛否両論。誤用が多い
  • キャラクターの行動原理:これに関しても賛否両論あり。個人的にも少し無理は感じる。加えて、ストーリーの構造自体にも問題が有り、それが矛盾や破綻を読者に感じさせている部分も見られる。この点に関しても後述する

 

 

プラスポイント

〇主人公が勇者を凌ぐほど最初からバトルに強い

主人公が現代魔術を使って無双し、驚愕されるシーンがそこそこある(書籍版4巻くらいまで。以降は普通のバトルモノになり、謎の強敵のオンパレードに)

〇魔術などの世界観は非常に丁寧

〇主人公は召喚先の国には従わず、自らの考えに基づいて動く行動派である。ヘタレでもない

 

 

マイナス・好みが分かれそうなポイント

×主人公の性格が良くも悪くもリアルな高校生レベルで、威厳や風格が無い。軽率な行動も多い。好き嫌いが激しく分かれそう

×主人公は『異世界の魔法は遅れている』とバカにしているが、その割に苦戦(気絶・ケガ)したり撤退することが多すぎる。これは作者が長編志向(山あり谷ありを作りたい)であるための後付け調整だと思われる

×上にある通り、異世界で主人公は全然最強ではない。また召喚される前の世界にも主人公より格上のキャラがいる。しかも後に登場しそう。本作も結局のところ『中身は普通の高校生(俺)が、最強とまではいかないけどそこそこのチートを使って、苦戦しつつも最後には勝って俺tueee』というラノベの王道に合流してしまっている。王道に飽きている原理主義者には全くオススメできない

×主人公の理念は『すべての人を救う』という設定だが、実際はどうみても「身内だけ守りたい」というある意味リアルで普通な信念を基に動いている。そのせいで『なぜ危機にある異世界に協力しないのか』『なぜ初対面のヒロインだけは助けるのか』といった疑問を読者に抱かせている。本作はかなりマシな方だが、こういったズレがなろうでは非常に多い。そもそも最強モノは主人公を決める際に「他人をゴミのように考える極悪サイド」~「自らの目的以外に興味の無い中立サイド」にしないと、中途半端な善サイドは破綻を呼びやすい。こういった問題に関して、もし需要と暇があればコラムに書きます

×主人公はなんだかんだで当初断固拒否していた魔族との戦いに参加している。このあたりも主人公が中途半端な善サイドの一般人であることが影響している。主人公が流されやすいように見える

×女神なる上位存在が宣託という形で世界に干渉している

×いっしょに召喚された残りの二人はカップルで、主人公は「爆発しろ」などと羨むシーンも多い

×能力隠しモノ

 

 

※119話(書籍換算で6巻)までの評価です。それ以降の部分については追記予定です